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ハンドボール部 武蔵村山ゆりーと大会

今回は年末から年始に行われた「ゆりーと大会」について書かせて頂きます。

ゆりーと大会は、大会期間が年を跨ぐ珍しい大会です。普段中々試合をやらない県外の高校と試合が出来る数少ない大会でもあります。

・令和3年12月19日(日曜日)

開幕日となった19日、最初に試合を行ったのは女子ハンドボール部(略:女ハン)でした。対戦カードは、
私立聖望学園高校vs都立武蔵村山高校
一昨年、去年と練習試合を行なっているのですが、例年力の差はほぼありませんでした。女ハンは実践形式の練習が全く出来てない為どのような試合展開をし、実践不足をカバーするのか、この試合のポイントになると思います。
【前半】
流れは開始早々から相手に、速攻やサイドシュートで着実に得点を決められていきます。また、聖望はこの試合のポイントである「実践経験の浅さ」がもろに出てしまいました。さらに、当たりにくるDFがいる中でのシュート練習をしてない影響か、焦って窮屈なシュートを打つ場面が目立ちました。前半終わって5-18大きくリードを取られ前半を折り返します。
【後半】
後半も相手に圧倒されてしまい、立て続けに速攻で得点を決められてしまいます。聖望は足が中々動かなかったのが目立ちました。速攻に対する戻りが遅かったり、DFの際のフットワーク、攻撃の組み立て中も中々足が動いてなく、ノーマークでシュートを打たしてしまう場面が多く見られました。後半は6-22、合計11-40で大敗してしまいました。

結果は芳しくありませんでしたが、一つ評価出来る点は形はどうとあれしっかりとシュートまでいけている点です。シュートを打たなければ絶対に得点は入りません。勝敗はシュート数に比例する事が殆どです。その為、形は気にせずシュートまで行けている点はしっかりと評価すべきだと思いました。

女子が健闘した後、次は男子ハンドボール部(略:男ハン)が試合を行いました。対戦カードは、
私立聖望学園高校vs都立武蔵村山高校
まさかの、男女共に武蔵村山高校さんと試合をさせて頂きました。女子同様、例年両校の力の差はほぼありません。女ハンとは真逆で実践形式の練習を多くこなして来た男ハンはどのように試合に生かすのかがキーポイントになりそうです。

【前半】
試合開始からペースを掴んだのは武蔵村山でした。立て続けに得点を決められてしまいます。聖望はパスミスやオーバーステップなどイージーミスが目立ち中々流れに乗れませんでした。ポイントであるDFは、悪くはありませんでしたが、ワイドを使う相手の戦術により同じ様な形で立て続けに得点を決められてしまいます。前半終わってみれば13ー6と6点差ビハインドで試合を折り返します。

【後半】
後半の流れを掴んだのは聖望でした。速攻や1対1を制し着実に点を決めて行きます。さらに、ポストを使った戦術が機能し始めました。ですが、点差をなかなか詰めることが出来ず。後半12ー11、合計24-17で敗戦してしまいました。
またこの日、私は初めて大会の審判を担当させて頂きました。大会となるとやはり今までとは違う雰囲気で、「自分の笛で、大切な大会の試合の勝敗を決めかねない」と、同時に大きな重圧を感じました。
私が、一つ思った事は「コミュニケーション能力の重要さ」です。コミュニケーションを取ることにより、審判時ではミスジャッジを減らせたり、選手とコミュニケーションを取ることによりラフプレーを減らす事が可能です。さらに、知識や技術を身に付ける事が出来たりとコミュニケーションの大切さを様々な方とお話しさせて頂いた時につくづく思わされました
・令和4年1月8日(土曜日)

年が明け、学校も始まり間も無くゆりーと大会の裏2回戦が行われました。初日と同じ最初に試合を行ったのは女ハンでした。対戦カードは、
私立聖望学園高校vs都立小平高校
年越しで1週間程練習が出来てないのもどう影響してくるのか、さらに前回の試合での反省点を把握し改善し活かせるかが大事になって来ると思います。

【前半】
初戦とは違い序盤はシーソーゲームでした。ですが、初戦同様足が動いておらず徐々に点を取られてしまいます。さらに、前半のキーポイントにもなったのが7mスロー(サッカーで言うと、PK)です。前日に少し練習していたようですが、あまり実践での機会がなく慌ててしまったのか、全て止められてしまいました。前半終わって2-6、4点のリードを許します。

【後半】
後半も流れは変わらず、相手のペースで試合は進みました。DFでは味方のDFと重なってしまう場面が多く見かけられ、空いたスペースに切り込まれる事がありフットワークや声掛けの重要性を感じさせられました。後半は5-9、合計で7-15で敗戦してしまいました。

今回も敗戦してしまいましたが、7mスローという新しい課題を見つけることが出来ました。女子は男子と比べ多くの課題をかかえていますが、人数が少ないため練習の選択肢も制限されます。ですが、何も出来ないわけではないので色々意見を言い合いながらみんなで頑張って欲しいです。

男ハンの裏2回戦も同日に行われました。対戦カードは、、、
私立聖望学園高校vs都立日野台高校
女子同様、年末年始の休みの影響がどう出るか?さらに、1つ空いた2年生の枠をチームでどうカバーするかがポイントになりそうです。

【前半】
試合開始早々、速攻で立て続けに点を奪い流れを掴みます。ですが、気持ちが少し緩んでしまったのかDFの隙をつかれ、お互いに得点を取り合う流れになっていきました。前半終わって10-12、2点リードで折り返します。

【後半】
後半も、聖望は速攻やセットプレーから着実に得点を掴みます。ですが、DFは前半とあまり変わらず隙をつかれてしまいますが、キーパーの好セーブなどに助けられ後半で5-10、合計で15-22で見事に勝つことが出来ました。

無事に勝つことは出来ましたが、さまざまな課題が浮き彫りになった試合にもなりました。あと数ヶ月で2年生は引退になってしまいます。1日1日を大事にして、個々として、そしてチームとしてレベルアップしてほしいです。