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教諭の永澤が日本生物教育学会下泉教育実践奨励賞を受賞

本校教諭の永澤が日本生物教育学会下泉教育実践奨励賞を授与されました

日本生物教育学会2013年度下泉教育実践奨励賞が永澤勇気(2013年度東京学芸大学大学院理科教育専攻修了生・聖望学園中学校高等学校教諭)の研究発表に対し,今年1月に開催された同学会の総会において授与されました。同賞は,日本生物教育学会初代会長・理学博士下泉重吉の功績を記念し,同学会の全国大会で発表された優れた教育実践を顕彰するもので,翌年の総会で授与されます.永澤の発表は,昨年度に東京学芸大学大学院在籍中に研究した修士論文の一部をまとめたものです.

発表者:永澤勇気
共同研究者:中西 史(東京学芸大学自然科学系基礎自然科学講座)

発表演題:「種子なしピーマンから学ぶ、結実における植物ホルモンの働き-高等学校における実験データの分析・解釈を重視した実践-」

受賞理由:高等学校第3学年の生徒を対象に、結実における植物ホルモンの影響についての探究的な授業の実践報告。生徒自身が蕾の花柱の切除や薬剤処理(オーキシンやジベ レリン、ジベレリン合成阻害剤)を行い、結実率や果実の発達程度のグラフを作成しなが ら考察を行う授業を4回に分けて行っていた。目標が明確でよく考えられ、きめ細かく丁寧な授業計画が立てられていた。実験方法も生徒が扱いやすいものであった。実施後の生徒の反応からも、生徒にとって意義ある学びとなったという結果が得られていた。