夏山合宿(奥穂高岳)8月4日~7日
4日の晩から雨は断続的に降り、5日の朝もこの通り。
上高地バスターミナルで地元の人から聞いた話では晴れるのは7日になってからとのこと。計画変更を思案しながらの入山になった。
上高地から歩いて約3時間、横尾に着くと雨が強くなる。生徒の体調を整える為に、ここで1泊することを決定。7日の朝に奥穂高岳を登頂することにして、体力温存。
テントを立て始めてみて、外張りのフライを沢渡に置いた車の中に忘れてきたことに気付く! この手の失敗は日常的である。ツエルトと傘で代用する。横尾での1泊は、このことでも賢明な判断であった。
明日の登りを考え、重い食料をここで消費する。
8月6日(火)
雨の中を涸沢に向かう。雨のお蔭で気温が上がらず、早いペースで登ることができた。
ガラ場では平らな場所を見つけるのは困難である。
雨が遠のいているようなので、明日の下見につもりで奥穂に向かう。テント場出発は10:35。1時までに奥穂高山荘に行けそうならば山頂を目指すことにする。少し無理のある時間設定だが、明るいうちに、安全にテントに戻るためにこのハイペースを期待した。
昨日の体力温存が功を奏してか、生徒は良いペースでザイテングラードを登り、1時ピッタリに奥穂高山荘に到着!
残念ながら山頂はガスに覆われて視界不良。しかし、前日の行動の遅れを取り戻しての登頂成功は上出来であった。
テント場に戻ったのは4:20.その30分後には再び雨が降り出した。ラッキーであった。
8月7日
降り続いていた雨は夜中に上がり、夜明け前には満天の星空であった。
モルゲンロート(朝焼け)を背景に記念撮影。
6時前に涸沢を出発、上高地には11時前に到着。その日のうちに学校に戻る。
山の様々な表情を見ることの出来た登山でした。