科学部が、10月1日に開催されたETロボコン2011北関東地区で総合優勝し、全国大会に進出!!
ETロボコン(ETソフトウェアデザインロボットコンテスト)は、決められたロボット(自立型の倒立二輪走行体)を、指定されたコースを走行する競技とモデルで競います。
ロボットと電池は大会指定の物で、ロボットの動かくプログラミングであるソフトウエアの優劣を競う大会です。ベーシックステージとボーナスステージがあり、前半のベーシックステージはスピードを競い、後半のボーナスステージではいくつかの難所が設けられ、クリアすればボーナスタイムが与えられます。前半のタイムからボーナスタイムを引いたリザルトタイムで優勝を争います。
また、優勝するために「何をすべきか」、そしてそれを実現するためには「どんな技術・制御が必要か」を考え、分かりやすい図(UMLなど)にした、ロボットを動かす「設計図」(モデル)の良さも競います。
この大会は全国各地で行われ、主に企業や大学が参加する大会なので、本校のような普通科の高校が参加することはめったにありません。(全国で338参加チーム中、企業175チーム、大学66チーム、高校は14チームでほとんどが工業高校)
私たち科学部は、北関東大会(埼玉、群馬、新潟、福島など)に参加しました。
高校生1、2年生のチームで、チーム名は「科学の妖精」です。
その結果
競技部門 第2位
モデル部門 エクセレントモデル(第1位) 高校生初
総合部門 優勝!! 高校生初
各地で行われている本大会で、高校生がエクセレントモデル、総合優勝は初とのこと。聖望学園高等学校科学部のレベルの高さが認められました。
そして、全国大会であるチャンピオン大会への出場が決定しました。
チャンピオンシップ大会は、11月16日17日の2日間、パシフィコ横浜で開催されます。
表彰式のインタビューでは、優勝できるとは全く思ってもいなかったため、興奮で声や手が震えながら優勝した喜びを語っていました。
その後に行われた、モデルワークショップでも、審査員の方々からモデルの良さを評価され、ほんとうにうれしそうにしていました。
チャンピオンシップでは、この時に指摘されたことを改善していきたいです。
表彰式の後に行われた懇親会でも、さまざまな企業の方から励ましを受け、生徒たちもやる気に満ちていました。
この大会のために、指導して下さった芝浦工業大学の松浦研究室のみなさまへこの場を借りて感謝申し上げます。
松浦研究室のチームも東京大会でチャンピオンシップ大会に進出したので、ともに戦えることを楽しみにしています。
科学部は、独立行政技術振興機構の「中高生の科学部活動振興事業」の補助を受けて活動しています。